DIALOGUES展「かわのまち」
![]() このたび、NICAグランド・オープンの企画として国際現代美術展「DIALOGUES」を開催いたします。 2015年1月26日には、NICAお披露目会として、グランドオープニングパーティを開催いたしました。 大勢のみなさまにご参加いただきましたことを誠に感謝しております。 みなさまのご注目に恥じぬように、日本橋を世界へ、世界を日本橋に、大きなうねりを創発することができればと思っています。 さて、「DIALOGUES」展は連続3回による二人展という仕組みになっています。 先ごろ、第1期「ひかりのまち」を無事に終了することができましたが、引き続き、第2期「かわのまち」を開催いたします。 同日に近隣のギャラリーにおいてもレセプションを開催いたします。 第2期「かわのまち」のご案内を申し上げますので、何卒お時間が許す限り、ご覧いただければ幸いです。 DIALOGUES展 ~ダブルスx3連続国際展~ 会場:NICA: Nihonbashi Institute of Contemporary Arts 国際現代美術展「DIALOGUES(対話)」は、国内外アーティスト6名による連続3期をふたり展とすることで、お互いのアイデアやスキルを活かしながら従来の作品とは異なる創造的領域を創出し、世界発信に向けたアートシーンを築いていきます。そのなかでは、いくつか新しい試みをしています。 ●新しく出合った海外と日本のアーティストがダブルスを組んで展覧会を開催します。 ●相互コミュニケーションを大切にした作品づくりを行います。 ●アーティストの視点で考える「日本橋」がアート作品になります。 ●いろんな人が関わることでひとつの展覧会になります。 ■第2回展 2015年2月6日(金)-2月21日(土)「かわのまち」 ジョン・ササキ x 森田浩彰 江戸の町は、かわのまちとして発展しました。日本橋には、日本橋川、亀島川が流れています。さらには、桜川や新川など、いまでは姿の消えた川も多数に存在します。当時、江戸幕府の開幕とともに整備された河川は、水運として頻繁に商船が行き交っていました。それらの船は商品だけではなく文化や富をこの地にもたらしたのです。その後、大きな震災や戦災を経て街の変化とともに川の様子も変わってきました。今回は、アーティストが共同で水中ロボットを駆使して水中撮影を実施。水中や川底に歴史的痕跡を発見!?それは、展覧会のなかで明らかになります。 会場:NICA: Nihonbashi Institute of Contemporary Arts 入場料:500円(全期パスポート) ◎展覧会:10日間 水曜日~土曜日(週4日間)を開廊 ◎定休日:日曜日・月曜日・火曜日(週休3日間) ◎住所:東京都中央区日本橋大伝馬町13-1 PUBLICUS1階 ◎開館時間:11:00‐18:00 <オープニング・レセプション> ★2月6日(金)18:00‐20:00 本展覧会の後援をしていただいているカナダ大使館より文化担当官・飯窪里由子様のご臨席のもと、アーティスト2名を招いて、ささやかなレセプションを開催いたします。ご興味あるかたは、どなたでもご参加いただけます。 ※入場には、パスポート(500円)が必要となります。 <スペシャル・イベント> ★2月7日(土)16:00‐18:00 クロス・トーク「かわをめぐるアートのはなし」 入場料:1,000円(パスポート+1ドリンク) 会場:社員食堂(CreativeHub131,3F) <かわ>は、私たちの身近にありながら、かわに触れたり、かわを考えたり、ということは非日常となりつつあります。かわの視点から眺めてみれば、クリエイティブに新たな座標が産まれてくると思いませんか?現在、<かわ>に新しい試みをすることで、かわを開放し、大いに楽しみ、つなげていくことで、「かわ」にまつわる出来事が面白くなってきています。新たな<かわ>の世代を牽引し、積極的に<かわ>を刷新していくことで、新しいクリエイティヴィティの源流である<かわ>が発見できるかもしれません。かわにまつわる様々な人々を交えて、新しいかわの視点を探ることで、異なる創造性につなげることができるのではないでしょうか。一緒に<かわ>の可能性を語りましょう! パネリスト:ジョン・ササキ(アーティスト)x森田浩彰(アーティスト) スペシャルゲスト:藤井政人(国土交通省/ミズベリング)、井出玄一(ボートピープル・アソシエーション)、中崎透(アーティスト)、武藤勇(N-mark) ※時間内であれば、展覧会をご覧いただけます。 PART2参加アーティスト:ジョン・ササキ(カナダ・トロント) Jon Sasaki (Tronto, Canada) 1973年に日系3世としてカナダ・トロントに生まれ、拠点として活動をしている。ジョン・ササキは、コンセプチュアルに基づいたパフォーマンス、ヴィデオ、オブジェ、インスタレーションなど多種多様なメディアを駆使した作品を制作しています。その表現はシニカルでユーモアのあるパフォーマンスに基づいたヴィデオ作品で知られていて、現代社会の矛盾や価値観のずれを巧妙に示しています。最近では、毎月のようにカナダだkではなく海外においてもメジャーな展覧会に参加しています。また、Instant Coffeeというクリエイターの集合体に所属してオルタナティヴな活動にも積極的に活動をしています。「遠足プロジェクト」(2012-)において、ランドセル作品を制作し、2013年には来日して「神山いいね!」(AAN主催)というワークショップのファシリテーターを務めた。日本における彼の家族のルーツをたどる独自の調査を行っています。 PART2参加アーティスト: 森田浩彰(東京) Hiroaki Morita(Tokyo) 1973年福井県生まれ。2002年ロンドン大学ゴールドスミスカレッジMAファインアート修了。現職は、跡見学園女子大学/東京造形大学兼任講師。見慣れた日常生活にあるありふれた日用品をアートと掛け合わせて触発していくものです。モノそのものを視覚表現として展示しています。コンセプチュアルを基盤とするメディア作品をミニマルに表現しているといえるでしょう。近年は「日常の喜び」水戸芸術館(茨城、2008)、「この世界とのつながりかた」ボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀、2009)でグループ展に参加。個展では「Clockwise」青山|目黒 (東京、2008)、「Local Earthquake」Kabegiwa(東京、2009)など。 <予告> ★第3回展2015年2月27日(金)-3月14日(土) サム・ストッカー(イギリス・東京) x 近藤恵介(東京) 「はしのまち」 27th Feb.-14th March 2015 日本橋の地名は、その名のとおり<橋>から来ています。この橋が江戸時代から町の要所として五代街道の起点になっていることはご存知でしょう。そして、その存在は人々を魅了し続け、多くの芸術作品に取り上げられてきました。<橋>という構造物が結ぶことや繋ぐことの役割であることは明白です。そして、実際に多くの人々の歩みを歴史のなかで繋いできた存在なのです。 今回は、橋の新解釈ともなる軽やかな建築的な側面と絵画的な側面が、アーティストの作品となって結び繋がることになるでしょう。 ■NICA:Nihonbashi Institute of Contemporary Artsとは? 2015年1月16日に正式に開館したNICAは、世界水準の実験的なラボラトリーとして、日本橋という東京の中心地からアートとクリエイティビティーを発信していくことを実践していきます。江戸の中心だった日本橋大伝馬町の地下に出来たアートセンターは、CENTRAL TOKYOの新たなランドマークとして、時代を、社会を、創造する新たな感じられ、ときに刺激的に、ときに静かに、実感できる空間となることでしょう。主要メンバーは、新野圭二郎(館長)、岡田智博(企画委員)、嘉藤笑子(企画委員)。 ■DIALOGUES展企画を担当したAANとは? AANは、アーティストやキュレーターたちと自発的に始めたNPO活動で、ワークショップ、シンポジウム、展覧会など活動は広域で、教育的なアプローチも熱心に行っています。社会とアートをつなぐ機能を形成していくための実験的な装置を組み立てています。国際的な芸術活動を支援していくためのプラットフォームづくりを行い、さまざまなコンテンツを創造しています。また、国内に限らず海外ネットワークを長期に渡って形成しています。これまでアジアやヨーロッパ、北米で多数のアート・プロジェクトを実践してきました。代表・嘉藤笑子 主催:Art Autonomy Network[AAN] 協力:NICA: Nihonbashi Institution of Contemporary Arts, ㈱N Studio 後援:カナダ大使館、ブリティッシュ・カウンシル 助成:文化庁平成26年度文化庁優れた現代美術の海外発信促進事業 グレイトブリテン・ササカワ財団 <問い合わせ>Art Autonomy Network [AAN] 住所:東京都中央区日本橋大伝馬町13-1, Creative Hub131-6F Tel&Fax:03-6206-2767 E-mail:info@a-a-n.org Art Autonomy Network [AAN] 2015 “DIALOGUES” Doubles x 3 parts exhibitions The 2nd Exhibition: “River Town” (Kawa no Machi) Jon Sasaki (Toronto) x Hiroaki Morita (Tokyo) Part2: 6th Feb. – 21st Feb. 2015 (10 days) Every Wednesday, Thursday, Friday, Saturday Venue: NICA: Nihonbashi Contemporary Arts Address: PUBLICUS B1 13-1 Odemacho Nihonbashi Chuo-ku, Tokyo Admission:500yen (passport valid for all parts) Open Hours: 11:00-18:00 Opening Reception: 6th Feb. 18:00-20:00 Artists Talk: 7th Feb. 16:00 – 18:00 1,000yen incld. Passport, One drink @ Creative Hub 131 3rd Floor. Special Guests: Masato Fujii (Ministry of Land, Infrastructure, Tranport and Tourism), Genichi Ide(Boat People Association), Tohru Nakazaki(Artist), Isamu Muto(N-mark) Curator: Emiko Kato Organiser:Art Autonomy Network[AAN] Cooperation: NICA: Nihonbashi Institute of Contemporary Arts N Studio Inc. Supporter: British Council Tokyo, Canada Embassy Grant: the Agency of Cultural Affairs, Great Britain Sasakawa Foundation URL: http://nicatokyo.com/
by a-a-n
| 2015-03-17 01:01
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